空想ハーツは空も飛べるはず

失われた記憶を求めて彷徨うテイマーの日記…のはずなんだけど、なんだか子供だましでネタにまみれた日常

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2014.08.29 Fri »  【RS】夏休みSP≪戦慄別荘≫ 3.まぁ一応、冒険家だから

★前回のあらすじ★

セル「キャンプにやってまいりました我々は、チナフという謎の風化した別荘を発見しました」
純水「………」
セル「風化しただけの廃墟かと思いましたがなんと、地下には風化を免れたなぞの地下室がありました」
純水「………」
セル「物珍しさで侵入した我々の運命や、いかに」
純水「………」
セル「…私にばっかしゃべらせないでくださいよ」
純水「………本日も焼き芋ギルドで楽しい一日を過ごしてください」
セル「それ、どっかで聞いた事ありますよ」




ただいまのメンバー分布図




なに?8月終わりそうだって?

レイ「御立派な柱ですねえ」
ヒア「そうでございますね。地下施設とは思えません」
ティル「しかし、謎と言えば謎だ」
レイ「何がです?」
ティル「別荘の母屋が風化して、何故ここだけは何も朽ちずに残っている?」
ヒア「それもそうですわね…」
レイ「地下にあるんだから、日光にも風にもさらされないと思いますう」

ティル「(違う…そういう事じゃない…俺が思っているのは…)」




残暑厳しいので9月も夏カウントです

ゼラン「ギャイン」(何かをクチバシで突いている)
チャリ「どんだけ物持ちいいんだ、この地下」
バロ「ちょっ、ちょっ、チャリ、すげえこれ、見て、見てってば」
ゼラン「キャイン」(何かのビンをくわえてくる
チャリ「おい、あんまその辺のもん弄るんじゃねえぞ」
バロ「ねぇねぇチャリ見てこれすごいよ、地下なのにベッドふかふかでまるで干したてのよう」
ゼラン「………ギャイン」(ビンを放り投げる
チャリ「…チナフ…なぁ、そんな変な名前、この世界にあんのか?」
バロ「純水とかがまかり通ってる世界だから、イインデネーノ」
チャリ「……」
バロ「ねえねえそれよりもチャリ、だからこれベッドすごいよこれだけ持って帰りt」

チャリ「………」




なお、秋はいろいろあるので更新ペースこんなもんかもしれません

ラス「魔法傭兵部隊です」
冬音「カリンちゃんは霊術よ」
夏琳「ふしぎ傭兵部隊と改めますか」
ラス「途端に格好わるくなる…」

ラス「冗談はさておいて、このあたり魔法の気配がする件」
冬音「(くんくん)というか、匂いね。随分強烈な魔力のお香だけど」
夏琳「なぜ廃墟にお香をたく必要が?」
ラス「何かの匂いを誤魔化すのかな」
冬音「隠すといったら、アレよ」
ラス「あれ?」


冬音「死体に決まってるでしょう」(ゲス顔


夏琳「ありえますね」
ラス「           」
冬音「へこたれてる弟、さっさと先を調べるわよ」
ラス「はあ」





まぁ気長にお付き合いください、よーそろー


セル「…はぁ、さすがに本は劣化が著しいですね」
純水「読める物があるか?」
セル「うーん、無理がありますね。これに至っては、虫食いがひどすぎます」
フォレ「ここだけ腐ってるなんて変な話でやんす。腐るんだったら、壁とか床からが腐るべきでやんす」
純水「…一理あるな」
セル「何か、この別荘に強力な魔力が掛かっているのか…」

WS「(本を読む作業がめんどくさいのでそこらへんにあった敷物を見ている)」

フォレ「…調査サボってるでやんす」
セル「ハハハ、僕でさえ読めないものを彼が読めると思って?」
純水「(本をぺらぺらめくっている)」
WS「地図称号すらマトモに取らないことに定評のある男、それが俺だ」
フォレ「アホくさでやんす」
純水「人…体…造……キ……交…?」
セル「本は諦めた方がいいですね」(といいつつ、どさくさに紛れて本を袂に入れる





【続く】

【ギルドヒストリー Vol.2 ウィットネス・ソルジャー】


男は、生き続ける事でそれを証明する


その男の名は、両親によってつけられたものでも、名付け親によってつけられたものでも、教会の洗礼によってつけられたものでもなかった。
男の本名は誰も知らない。そしてこの男がどこから来たのかを知るものはいなかった。ただ、ある日突然、荒野の地に降り立ち、降り懸かる火の粉を自らの手で払い除け、気がついたら名前も素性も不明な男は、その傍若無人な行いですら評価されるようになった。
他人に自分の事を多くは語らない男であったが、己が力を証明する事にだけは激しい渇望を持っていた。剣、というよりも斧。それを持つ男は、戦場において自分の存在意義を見出し、誰よりも強く、誰よりも気高く、戦い抜く男であった。
眼差しの先にあるのは、ただ「勝利」 多くの意味を持つ、その単語だけだった。そして、信じるのは己の力と手にしている得物だけでもあった。
いつしか、男は自分の力を『証明』する戦士。自らの勝利の『証拠』そのものである戦士。ウィットネス・ソルジャーという名で呼ばれるようになった。
ウィットネスの周りには、力のあるものが自然と集まるようになった。初めは力のあるものも、ないものも、いっしょくたになっていたのだが、荒野の地での戦いを繰り返すたびに、それらは徐々に自然淘汰され、力のあるものだけが残った。
しかし、大勢の力ある者の中にいても、ウィットネスの力は間違いなく、その場で強烈な存在感を放ち続けた。いつだってその力は、結果を伴ったものだった。彼の存在は、間違いなくその男の勝利の『証人』であり、彼の周りにいた者達はその『立ち合い人』だった。
それは、男の誇りでもあり、そして唯一無二の財産であった。

…だが、今、彼の視界に映る光景は、その全ての財産を踏みにじり、勝利の『証拠』を掻き消してしまっている。

「やはり、最後に残ったのは貴方ね。フフフ、そうでなくっちゃ面白みがないわ」
崖の上に立つその者は、鼻で笑う声を伴い、彼を見下していた。
「うるせえ、アマ。女性だろうが何だろうが、俺は手がけんしねえぞ」
ウィットネスは口の中に残る微妙な鉄の味、先ほど崖から突き落とされた際に口の中で感じた血の味をそのままペッと吐き出し、崖の上のその者をしっかりと見据えた。
今宵、生憎の新月でその者の背後にあるのは、ただ果てしなく世界を覆う夜闇の淵。冬の星達が数多く輝きを放っているが、それは地上を照らすまでの輝きではなかった。しかし、何故かウィットネスはその星達のただ一つ、大きな輝きを放ってる星を視界の隅に置いて、僅かにそれを意識していた。
「良い事教えてやろうか、てめぇの死兆星が今、俺には見えている。迷うことなく、俺の勝ちだ」
そう言って、得物である斧をぐっと握りしめたウィットネスに、言葉通り迷いはなかった。ただ、あの崖に立つ者…謎の女を斬り伏せる事だけに執着している目でもあった。
かつて、その目を見せた瞬間に、彼の敵である者達は全てが戦慄し、全てが恐怖に慄いたものだった。しかし、女はまったくそんな素振りを見せなかった。ただ、見下す眼差しが細くなる。
「やはり貴方は生まれつきの戦士ね。でも、それで正面切ってぶつかるのは愚か者の戦士達のする事よ。私は愚かじゃないわ」
「自分で愚かじゃないつってる奴ほど、バカ野郎だって相場が決まっててな」
迷いはなかった、とにかくウィットネスは、いつもどおりに目の前の敵に対して刃を向ける事しかなかった。例え、自分の足元に転がるのが、勝利の『立ち合い人』でもある戦友たちだったとしても、今はただ勝利を確実なものとするしか、そうすることしかなかった。今までにも、こういうことはあった。しかし、それでも勝利は間違いなく掴み続けてきた。
「覚悟しろ、悪魔野郎!!」
そういった直後、ウィットネスは何となく違和感を覚えた。自分で言った言葉の癖に、違和感を覚えるとは妙だった。発言に自信が持てなくなった。
何せ、彼は数多くの悪魔と対峙してきた。それは地下界のデーモンと呼ばれるモンスターでもあるし、ビーストテイマーらが使役するファミリアの事でもあった、あるいは、ネクロマンサ―の皮を被った真の悪魔でもある。
しかし、今回のそれは違った。麗しき女性に、怪物からそのまま取って付けたかのように大きなツノがあった。悪魔にしても、こんなに相当な物があるということは、実力が伴っている証拠である。これは、ちょっとした出来事で知り合ったビーストテイマーらしき奴から聞いたどうでもいい情報だった。
だが、そんな情報が今になって重く伸し掛かっている。もしそれが本当だとするなら、今自分が対峙しているのは間違いなく、自分のしてきた経験とは比較にならない実力者。
「フフ…私をただの悪魔だと思わない方がいいわ」
女は、そっと上空に自分の右手を掲げた。何かの術を発動するのかもしれない、ウィットネスはその指先に視界を集中させた。だが、脚はその力を貯め込んでいる。次に女が何かを仕掛けるのなら、即座に飛びあがって、その首を斬り落とす覚悟はとうにできている。
「私が何かを仕掛けると思って?」
妙な事を言いだすと思った。だが、斧を握る事だけは決して忘れなかった。
「愚かね、やはり貴方は愚か者の戦士よ。仕掛けると見せて、ご丁寧にそうするなんて……」
女はまるで、策を見せるように自分の手のひらを返した。その時だった、ウィットネスにはただの灰色の空に見えていたその「部分」が、まるで透明なカーテンから顔をのぞかせるように、その姿を現した。
それは、ウィットネスがどう見ても、アーチャーらが使う弓矢そのものだった。人間の手から離れたその弓矢は、自ら上空に浮かぶ。その姿は自身に狙いを定める鷲のようだった。
「なっ…!? あ、あれは…アーチャー連中のスキルじゃねえのか!?」
思わず、彼は貯め込んでいた力を一瞬だけ緩ませ、自分の周りを必死に見渡し始めた。それは、歴戦の戦士たるこの男だからこその、癖でもあった。アーチャーのスキルがるのなら、どこかに自分を狙っている伏兵の存在がある。それは、戦場においては当然の理論であり、彼がとるべき行動としては至極全うで、当たり前だった。

「やはり馬鹿ね」

ウィットネスがその声に反応するか否か、その一瞬。刹那の瞬間に、女は人差し指をウィットネスに向けた。女は彼を指した以外に、何もしなかった。だが、その行動は上空に浮かぶ弓矢と直にリンクしており、その行動に合わせて一本の矢を放った。
まっすぐに、獲物を見つけた鷲のように、矢は飛んだ。そして、その身を、ウィットネスの身を貫いた。
「ッ!!」
だが、バカバカと言われても只では転ばないのがこの男のいいところだった。心臓目がけていたであろう矢の先端から逃れるべく、しかしかといってそこから完全に逃げ切るほど素早い分類の職でもなかった。ならば、その当たり所を避けるまでだった。
もちろん、彼の目論み通り、矢は心臓から大きくコースを逸れて、ウィットネスの膝に刺さった。
「そういう決断力も備わってるからこそ、俺は強いんだぜ…?」
でも、さすがにその場にしっかりと立つ事だけはしんどくなった。地面に膝をついて、慣れた手つきで刺さった矢を抜こうとした。

そこで気がついた。それは、ウィットネスの決断と理解を超えている事だった。今までの彼の経験の全てをひっくり返しても、この状況が何なのかわからなかった。

「……な、何だ…これは…」

確かに膝は痛かった、だが、その痛みに伴って流れ落ちるはずの己の血が流れなかった。代わりに、何かどす黒い霧のようなものが、矢の刺さった膝から流れ出ていた。
それをじっと見ているうちに、ウィットネスは強烈な倦怠感に襲われた。膝で立つ事すらも、やっとだった。


「アッハハハハハハ!!!ただの矢だと思って!?それは、貴方の力を奪い続ける黒き炎の矢!!貴方の力は、私の可愛い人形ちゃんに注がれてるのよ!」


ウィットネスは、倦怠感の先にある、霞み始めた意識の中で、叫ぼうとした。だが、もう声すら出なかった。


「貴方は死ぬのよ!!ここで!!でもその力は無駄にはしないわ!!全部余ることなく、私が使ってあげる!!」



『証明』する力、自分が絶対的な正義だと信じていたその力が、奪われていく。


だが、もう彼の怒りの刃は届かない。ただ、揺らぐ視界の中、その崖の上に立つ女の顔を、眼の奥底、心臓深く、脳髄の深潭に、深く刻み込んだ。


『証明』の力を失えど、ただ、この女がした所業の『目撃者』にはなれる。


それこそが、ウィットネスの最後の足掻きだった。







戦士の長い復讐の旅は、ここから始まった。
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AUTHOR : バロック

気が付けば、いつだってペットと共にいた。
そういうわけでREDSTONE サンライズ(陽鯖)でプレイ中の、とってものんきでネタまみれな日常を描いた画像日記集。
いろいろあったけど、私もペットも元気です。

※復帰以前の記事は全て「むかしにっき」に収納しました

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